平屋の2LDKといえば、間取りがシンプルでゆとりのあるLDK空間を想像しますよね。かつてはお子様の数だけ居室を設ける方が多かったですが今は部屋数を減らして、必要に応じて家具などで間仕切って暮らす方も増えてきています。そんな平屋の2LDKを建てるにあたり、「どれくらいの広さが必要なのか、費用はどのくらいかかるのか」気になるポイントですよね。そこで今回は、平屋の2LDKについて、建築面積や土地面積、さらには坪単価と総予算まで、詳しく解説していきます。
2LDKのおしゃれな平屋 | 間取り例から価格の目安まで
おしゃれな平屋2LDKで
実現する夢の住まい
それでは平屋2LDKの一般的な広さはどの程度なのか、そして実際に建てるにはどれくらいの予算が必要となるのでしょうか。この疑問を解決するために、建築面積や土地面積、坪単価や総予算など、平屋の2LDKに必要な要素を詳しく見ていきましょう。
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おしゃれで快適な住まいを作るためには、間取りが非常に重要です。特に平屋の2LDKは、その広々とした空間を最大限に活かすことで、さまざまなライフスタイルに対応することが可能です。そこで今回は、花みずき工房のおしゃれな平屋2LDKの間取り例をご紹介させていただきます。
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このお家の一番の特長は、エントランスの手前に一際大きなポーチ※を設けたことです。敷地は東南角地、建物面積は27坪と比較的コンパクトですが、その分、25畳もの広さのポーチがあります。居室はシンプルにまとめ、あえて個室を作らず家族が心地よく過ごせる空間を目指しました。この広いポーチでご家族、ご友人、ご近所さんとのコミュニケーションがさらに豊かになります。ポーチの中心には坪庭も配置。大きな広葉樹を植えて、LDKからの視線を優しく遮ります。また、夕方には、学校から帰ったお子様が友達を迎えて遊ぶ安全なスペースともなるでしょう。
※ポーチとは : 玄関先を屋根で覆った空間のこと
参考 : 花みずきの空想プラン:コミュニケーションポーチハウス
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夜になり、外灯をつければオープンテラスのレストランのような優雅な空間が広がります。特に、気候の良い季節には、夕食やアフターディナーも外で楽しむことができます。
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「プライベート空間を確保した平屋2LDK」
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この物件は1階面積が86.53㎡(約26坪)と、コンパクトながらもしっかりとした空間が確保されています。中央部に家族の共有スペースがあり、その周りに寝室や子供部屋といった、それぞれの居室が配置されていることで、しっかりとプライベート空間が確保できています。子供部屋は将来的に間仕切りをし、2つのスペースに分けることも可能。家族のライフスタイルの変化に伴って柔軟に対応できる間取りになっています。
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参考 : 価格の目安
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また、床に使用されている無垢フローリングや内壁の漆喰塗り壁の空間は、自然素材が持つ断熱効果や調湿効果で室内が快適な空間になることはもちろんのこと、ぬくもりや癒しは子どもがのびのび育つ要素にもなります。
平屋2LDKで空間を上手く活用して、暮らしをより豊かにするための間取りのポイントには何があるでしょうか。今回は、その鍵となるいくつかのポイントを詳しくご紹介します。
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自然光が室内にたっぷりと入る設計は、明るく開放的な印象を与えます。南向きの窓や大きな窓を設ける、または、天窓を設置することで、日中はほとんど電気をつけずに過ごせる可能性も。自然光は心地よいだけでなく、エネルギーの節約にも繋がります。
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自然とのつながりを感じられるポーチや坪庭、中庭は、開放感と落ち着きをもたらします。これらのスペースを設けることで、日常生活にちょっとした非日常感を取り入れ、心地よい時間を過ごせます。
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大きな窓から差し込む光は心地よく、勾配天井は開放感とともに豊かな空間演出を可能にします。これらのデザインは、ただ居るだけで気持ちが高まるような、心地よい住まいを作り上げます。
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平屋2LDKをおしゃれにするための間取りのポイントは多くありますが、特にこれらのポイントを考慮することで、快適かつ機能的なおしゃれな平屋2LDKが実現します。
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平屋の住まいには多くのメリットがあります。特に建物構造の安定性や、全世代での暮らしやすさ、そしてコンパクトな生活がしやすいという特長があります。
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平屋は一階建てのため、地震に対する耐性が高いとされています。特に日本のような地震が多い国で暮らす場合、その安心感は計り知れません。また、風による揺れも少ないので、台風の際も安心です。構造がシンプルなため、引き渡し後のトラブルが少なく、長期間安心して住むことが可能です。
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平屋の一番のメリットは、階段がないことです。これは小さなお子様や高齢者にとって、非常に安全で暮らしやすい環境を提供します。階段の昇り降りが必要ないため、転倒によるケガのリスクが低く、安心して日々を過ごせます。
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2階建てと比較して平屋は外壁の範囲が小さいことに加え、メンテナンス時に足場の設置も不要なため、メンテナンスコストを抑えることが可能です。
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平屋はスペースが限られるため、必要なものだけを厳選して暮らすことができます。これは、無駄なものを持たないシンプルなライフスタイルを志向する方に特におすすめです。また、部屋数が少なくなりがちな平屋でも、工夫次第で多機能な空間を作り出せます。例えば、リビングをダイニングや仕事スペースとしても使えるようにするなど、生活と仕事を両立しながら柔軟に生活することが可能です。
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平屋の住まいは、安全で安心、そしてコンパクトな暮らしがしやすく、メンテナンスコストを抑えることができるという大きなメリットがあります。これらの点を考慮すると、多様なライフスタイルや家族構成に対応可能な、非常に魅力的な住まいだと言えるでしょう。
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平屋には数多くのメリットがありますが、その一方でデメリットも存在します。
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平屋は一階しかないので、広い土地面積が必要になります。特に都市部では土地価格が高いため、結果的に高額な土地代がかかる場合が多いです。これは、特に予算が限られている場合には大きな負担となるでしょう。限られたコストで平屋を建てるには、都市部などの土地価格が高いエリアを避けるのが良いでしょう。
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平屋の場合、建物が広くなると日当たりや風通しが悪くなる可能性があります。特に各部屋の配置が遠くなると、自然光や新鮮な空気が届きにくくなることがあります。こういったことを防ぐには設計段階で風通しや日当たりを優先するプランを選ぶことが大切です。例えば、各部屋に窓を多く設置したり、中庭を設けることで、自然光や新鮮な空気を確保できます。
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平屋は一階建てであるため、災害時の避難が難しくなる可能性があります。例えば、洪水や土砂崩れなどで、二階以上の高い位置へ避難することができない点がリスクです。また、防犯面では、一階の窓が外から容易に開けられる可能性があり、侵入者による犯罪リスクも高まることがあります。こういったことが心配な場合には、防犯を考慮した窓ガラスやシャッターを事前に取り入れることで、外部からの視線や侵入を防ぐことができるでしょう。また、家の周りにフェンスや生垣を設置することで、より一層の防犯効果が期待できます。植栽での目隠しも効果的です。特に、低い位置の窓周りには、視線を遮るような植物を選ぶと良いでしょう。
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また、後悔しないためのアドバイスや、実際の物件をご紹介しながら、お客様と一緒に理想の家づくりをサポートいたします。ぜひお気軽に各イベントにご参加ください。
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