MENU

Column

浜松市の住宅ローンを取り扱う金融機関一覧と借りる際の流れ

浜松市内の金融機関と
住宅ローンの借り方ガイド

家づくりにかかる費用を表すイメージ画像

家を建てる際、多くの方が利用されるのが住宅ローンです。しかし、住宅ローンを取り扱う金融機関は数多く存在するため、「どの金融機関を選べばよいのか」「融資までの流れはどうなっているのか」といった不安を感じる方も少なくありません。私たちが暮らす浜松市にも、地域に根ざした地方銀行や信用金庫をはじめ、さまざまな金融機関があり、それぞれに異なる特徴や融資条件があります。そのため、自分たちに合った金融機関を見極めるには、事前の情報収集と比較検討が重要です。そこで今回は、浜松市で住宅ローンを取り扱う主な金融機関と、融資の流れや注意すべきポイントについて、詳しくご紹介いたします。

浜松で住宅ローンを取り扱う金融機関

浜松市には住宅ローンを取り扱う多様な金融機関があり、サービスや特徴も実にさまざまです。地元密着型の信用金庫から、利便性の高いネット対応型まで選択肢が豊富ですが、ここでは浜松市に窓口を構える主要な金融機関をご紹介させて頂きます。

 

静岡銀行

静岡銀行は静岡県の地方銀行・信用金庫の中で住宅ローンシェア1位を誇る地方銀行で、高い信頼と安心感があります。融資期間は最長50年まで選ぶことができ、毎月の返済額を抑えることができるため、ゆとりのある返済計画を立てることができます。また、団体信用生命保険のオプションの種類が豊富です。浜松市中央区相生町にある「しずぎん相談ラウンジ浜松」は土日も営業しているため相談しやすいのも嬉しいポイントです。

 

スルガ銀行

スルガ銀行は静岡県沼津市に本店を構える、静岡県内では静岡銀行に次ぐ大手地方銀行です。勤続年数や所得による申込制限がなく、個人事業主向けの住宅ローンにおいても設立年数や申告所得金額による申込制限がないため、どなたでも気軽に相談することができます。最大4億円までの大型プランや低金利の住宅ローンも提供しており、様々なローンの組み方を提案してもらえます。

 

清水銀行

静岡県を中心に展開する地方銀行で、浜松市内にも複数の支店があります。住宅ローンでは、固定・変動金利の選択肢に加え、WEB申込や繰上返済などの利便性にも対応。団体信用生命保険や保証料無料の商品など、利用者のニーズに合わせたプランが特徴です。地域に密着した安心感と、きめ細やかなサポートが魅力です。

 

浜松いわた信用金庫

浜松いわた信用金庫は浜松市、磐田市を中心に展開する信用金庫です。金利上乗せなしで風災や水災などの自然災害サポートがプラスされる住宅ローンが特徴で、団体信用生命保険のオプションも豊富です。毎月、「えんてつポイント」か「杏林堂ポイント」が50ポイント付与される嬉しい特典もあります。浜松市中央区元城町にある「夢おいプラザ浜松」と、磐田市中泉にある「夢おいプラザ磐田」で住宅ローンの相談が可能で、土日も営業しています。

 

遠州信用金庫

遠州信用金庫は浜松市、湖西市を中心に展開する信用金庫です。融資期間は最長50年まで選ぶことができ、団体信用生命保険は金利の上乗せなしでがん保障特約団信に加入できます。金利を上乗せして加入できる、就業不能団信に3大疾病団信がセットになったフルサポート団信の用意もあり安心です。お金のプロであるFP(ファイナンシャルプランナー)の住宅資金相談会も随時開催されています。

 

JAとぴあ浜松・JA遠州中央

JAとぴあ浜松・JA遠州中央は浜松市に拠点を置く農業協同組合です。農家以外の職に就いている方も申込書と出資金を提出することで準組合員になり住宅ローンを利用することができます。浜松市のうち、中央区と浜名区はJAとぴあ浜松、天竜区はJA遠州中央が営業エリアで、エリアごとに独自の低金利住宅ローンを展開しており、エリア内に居住または勤務している組合員が住宅ローンを利用することができます。

静岡ろうきん(静岡県労働金庫)

静岡ろうきんは静岡県の労働金庫です。労働金庫は営利目的ではなく会員の生活を支えることを目的とするため、会員向けの割引が充実しています。割引率は下がりますが会員でない方も住宅ローンの利用が可能です。保証料はろうきんが負担してくれるため、住宅ローンを利用する全ての方が0円です。浜松市中央区中央にある「浜松中央ローンセンター」は、土日も営業しています。

住宅ローンの相談をする夫婦

住宅ローンを借りる際の流れ

次に、住宅ローンを実際に契約する際の流れをご説明いたします。あらかじめ全体の流れを把握しておくことで、住宅ローンの契約や家づくりを安心してスムーズに進めることができますので、是非参考にしてください。

【 住宅ローン 契約の流れ】
①金融機関を選ぶ

はじめに、住宅ローンを提供している金融機関を比較検討し、申し込む金融機関を決めましょう。金融機関ごとに、金利タイプや融資条件、事務手数料などに違いがあります。返済期間、借入額、そして金融機関の提供するサービス内容など、多角的に検討しましょう。

 

②事前審査(仮審査)を申し込む

住宅ローンを申し込む際は、まず「事前審査(仮審査)」を受けるのが一般的です。事前審査では、年収や勤続年数、現在の借入状況、購入予定物件の価格に対する自己資金の割合、希望する借入額などの情報をもとに、融資の可否が判断されます。審査結果は、通常およそ1週間以内に通知されます。

 

③本審査(正式審査)を行う

事前審査に通ったら、次に本審査を行います。本審査ではより詳細に審査を行うため、源泉徴収票や住民票、建物の売買契約書などの書類を提出する必要があります。審査結果はおよそ10日~2週間程度で通知されます。事前審査に通った方であっても、本審査までの間に自動車ローンなどを契約してしまったりすると、本審査に通らないケースもございますので、注意が必要です。

 

④住宅ローン契約を締結する

本審査に通過した後は、お客様・金融機関・住宅会社の三者で融資実行日を調整し、いよいよ金融機関との間で住宅ローン契約を正式に締結いたします。契約書には、金利タイプや返済期間、返済開始日、繰上返済の条件などが細かく記載されていますので、内容を十分に確認したうえで、署名・捺印を行いましょう。

 

⑤ローンの融資が実行される

住宅ローン契約の締結後、金融機関から融資が実行され、建物の購入資金が指定の口座へ振り込まれます。融資の実行後は、契約内容に基づき、翌月または翌々月から住宅ローンの返済が開始されます。なお、変動金利を選択した場合は、契約時ではなく融資実行時(決済時)の金利が適用されますので、ご注意ください。

住宅ローンの手続きをしているイメージ画像

住宅ローンを組む際の注意点

住宅ローンを検討する際は、毎月の返済額だけでなく、金利の変動や返済期間、ライフプランなど、さまざまな要素を総合的に把握することが大切です。将来にわたって無理のない返済を続けるために、事前に押さえておきたい注意点をご紹介いたします。

1.金利のタイプを確認する

無理のない住宅ローンを組むためには、将来の返済計画をしっかりと立てることが大切です。返済総額は適用される金利によって大きく変動するため、利用する金融機関の金利タイプを事前に確認しておきましょう。金利には、「固定金利型」「変動金利型」「固定期間選択型」の3つのタイプがあります。それぞれに異なる特徴があるため、ご自身の返済能力やリスク許容度に応じて、最適なタイプを選ぶことが重要です。
各金利タイプのメリット・デメリットについては、こちらのコラムで詳しくご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

 

コラム リンクバナー

住宅ローンの基礎知識:固定金利と変動金利 のコラムはこちら >>

 

2.諸費用を明確にする

住宅ローンを契約する際には、融資事務手数料、保証料、登記費用、火災保険料、団体信用生命保険料、印紙税など、さまざまな諸費用が発生します。これらの費用は住宅ローンに組み込めない場合が多く、建物の購入費用とは別に数十万円規模の自己負担が必要になることもあります。あらかじめ住宅会社や金融機関に相談し、発生する費用の内容や金額を明確にしておきましょう。

 

3.住宅ローンに含められない費用を確認する

住宅ローンは通常、「建物本体の工事費用」「土地の購入費用」「設計費・施工費」など、住宅の取得や建築に直接関わる費用を対象としています。一方で、外構工事費用や引っ越し費用、家具・家電の購入費用といった間接的な支出は、住宅ローンに含まれないのが一般的です。
ただし、金融機関によっては一部の費用を住宅ローンに組み込めるケースもあるため、事前に確認しておくことが重要です。

 

4.団信(団体信用生命保険)について理解しておく

団信とは、契約者が万が一病気やケガで返済が困難になったり、死亡したりした場合に、生命保険会社が住宅ローンの残債を肩代わりして返済する仕組みです。一般的には、住宅ローンの借入時または借り換え時にのみ加入することができます。団信の保証内容や特約は金融機関ごとに異なり、健康状態によっては加入できるプランに制限がある場合もありますので、事前に内容をよく確認しておきましょう。

 

5.購入後にも発生する維持管理費用に注意

住宅を購入した後も、返済期間中には住宅のメンテナンス費用や固定資産税など、さまざまな維持管理費用が継続的に発生します。住宅ローンの返済計画を立てる際は、こうした購入後の支出も見越したうえで、無理のない計画を立てることが重要です。

フラット35について

最後に、住宅ローンの選択肢のひとつである「フラット35」についてご紹介いたします。フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が連携して提供する、全期間固定金利型の住宅ローンです。返済終了まで金利が変わらないため、将来の返済額が確定しやすく、安定した資金計画を立てやすいというメリットがあります。さらに、勤務形態や勤続年数などに関する制限が比較的少なく、幅広い方に利用しやすい点も特徴です。

 

【主な申込要件】
■申し込み時の年齢が満70歳未満であること(親子リレー返済を利用する場合を除く)
,
■日本国籍の方、永住許可を受けている方または特別永住者の方
,
■全ての借入れに関して、年収に占める年間合計返済額の割合が下記の基準を満たす方
年収400万円未満:30%以下
年収400万円以上:35%以下

 

【メリットとデメリット】

フラット35は、全期間固定金利型のため、将来的な金利上昇を心配する必要がありません。また、保証人が不要で、保証会社への保証料が発生しないため、その分の負担が軽減されます。さらに、繰上返済手数料がかからず、団体信用生命保険への加入も任意であるため、柔軟性が高いのも特徴です。
一方で、デメリットとしては、変動金利型と比較して初期の金利が高めに設定されている点や、借入額が住宅価格の90%を超えると金利が上がる点が挙げられます。これらは事前に確認しておくべきポイントです。

今回は浜松市に密着した金融機関と、住宅ローンについて詳しくご紹介いたしました。金融機関ごとに優遇金利や付帯サービスが設けられており、利用者の具体的な状況に応じて柔軟な対応ができるなど、地方の金融機関ならではの魅力があります。花みずき工房ではお客様に安心して家づくりをしていただくために、住宅ローンやライフプランのご相談を承っています。詳しくお知りになりたい方はお気軽にご相談くださいませ。

ハウジングアドバイザー

Takako Ito

保有資格
二級建築士
インテリアコーディネーター
住宅ローンアドバイザー

Related Articles

この記事を見た人は、次の記事もチェックしています

Movie hanamizuki
花みずき工房の
施工実績を動画でも
ご覧ください
全てのお客様に届けたい想いの形。

浜松市・静岡市を拠点に「暮らしに魅了される家づくり」を続けて30年。
100%自社設計で描く美しいデザインのオーダーメイドな家づくり。