家族時間を大切にした店舗併用の平屋暮らし

浜松市Ｎ様邸（撮影時築３か月）

ご夫婦と2人のお子様が住まわれる店舗併用住宅のN様邸。ご家族との時間を大切にされたいという思いからアットホームな平屋にこだわり、リビングを中心とした一体感のある居住空間を実現しました。店舗併用の平屋は居住空間とあわせて35坪、店舗部分を除くと26坪とコンパクトでありながら、開放的なLDK空間と考え抜かれた間取り設計により、奥行き感や広がりを感じることができる、意匠性と居住性を兼ね備えた素敵な住まいです。今回は、住まわれてから3か月のN様邸を訪問し、お家のこだわりや暮らしてみたご感想をお伺いしました。

平屋を選ばれた理由は？

奥様：
最初は2階建てしか考えてなくて2階が住宅、1階が店舗のイメージだったんですけど、子供が生まれてから2階に住むってどうなんだろうと思い始めて…

ご主人：
鍼灸院ということもあり、店舗はリラックス空間を作りたいというのもあって、1階を店舗にすると2階からドタドタ足音が聞こえてくると思い、話が進んでいく中で意外と平屋も選択肢に入るんだなと思いました。

暮らし始めてみて、リビングを中心にどこの部屋に行くにもスッと行けて、とても暮らしやすいです。子供部屋を店舗から一番遠いところに設けたことで店舗への音の配慮も叶い、結果的に平屋にして正解でした。

特にこだわられた空間は？

奥様：
キッチンとパントリーはなるべく広く作りたい空間だったんですけど、リビングも確実に広くしたかったんです。だけどパントリーと冷蔵庫を隠すことも譲れないポイントだったので、壁付けのキッチンにしてもらい、さらにキッチンをフルフラットにして、なるべく開放的に見せることをこだわりをしましたね。

さらにウォーターサーバーも置きたくて、設計士さんのアイデアで置き場を可愛く作っていただき、その裏に冷蔵庫を隠すという理想的なキッチンになりました。

ご主人：
洗面所もこだわった空間で、大きく張り出した出窓に広いカウンターを設置してもらい、そこで畳んだ服やタオルをすぐ下の収納にしまえるようにしてもらいました。

奥様：
元々家にあったケースを使いたかったので、設計士さんにそのサイズをお伝えして出窓の下に綺麗に収まるように棚を作って貰いました。あと、窓はなるべく大きくしてもらい、北側でも暗くないようにしてもらったのも本当に良かったです。

リビングで工夫された点は？

奥様：
最初は四角い高天井の予定でしたが、外観の三角屋根を活かした勾配天井が良いという事に気づき、実際にやっていただきました。壁は全部漆喰の塗り壁なんですけど、勾配天井部分だけは素材を変えて壁紙にしてもらい、とてもLDK空間が広く見える良い効果となりました。

奥様：
あと、リビングの掃き出し窓は全て天井まであるハイサッシにしてもらったことも良かったです。勾配天井とハイサッシ窓の組み合わせで、とても開放的な空間に仕上がりました。

奥様：
リビングは収納にもこだわって、よくある収納スペースは作らずにテレビの裏に収納スペースを設けてもらいました。可動棚で高さの調整もできて容量も沢山入るので、急な来客があっても直ぐに隠せるのがとても良かったです。

テラス周りのこだわりは？

ご主人：
デッキは元々ウッドデッキしか頭になかったんですが、バーベキューをやったり趣味を楽しみたくて、タイルデッキにしてもらいました。タイルデッキだと火も使えるし、広さも2mくらいだったのを5mまで延ばしていただいたことで子供も走り回れるし、自分たちも寝転がったり…

ご主人：
バーベキューをやるところも広い方が火の危険から子供たちを守れるため、結果的に最初の予定とは全然違うデッキになったけどタイルデッキにして正解でした。

店舗と住居の分け方の工夫は？

ご主人；
元々トイレは2つ欲しかったのですが、店舗と住居を行き来する廊下に共用のトイレを1か所設置したことで、店舗と住居をほどよく隔てることができました。また、子供部屋を店舗から一番離れた場所に設けたことで、子供たちの声や遊んでる音も店舗に響かず音の配慮も工夫できました。

家づくりで大変だったことは？

奥様：
子供連れで打ち合わせすることが本当に大変だったんですけど、営業の石原さんをはじめ、花みずき工房のスタッフの方々がおもちゃを用意してくれたり、子供が飽きないような空間を作ってくれたり、子守もしてくれて本当に助かりました。私たちも楽しく打合せに望むことができたので、そこは本当に友達にもおすすめしたいです。
子供がいるから家づくりを躊躇する方も多いかもしれないけど、一緒にみんなで作り上げた家だなと思います。