住まいの印象を大きく左右する外壁材。その中でも「塗り壁」は歴史が長く、継ぎ目のないフラットで美しい風合いが特徴の外壁材ですが、経年劣化によるひび割れや表面の凹凸による汚れなどを心配されて、採用を迷われる方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?しかし、塗り壁材の特性を理解し、最適な素材選定や適切な施工を行うことで、長期にわたって美しい塗り壁外壁を手にすることができます。花みずき工房が長年使用している「ジョリパット」は、フランス生まれ日本育ちの塗り壁材で、日本の気候にあわせて最適化された意匠性と耐久性を併せ持つ優れた砂壁状意匠性仕上げ材です。今回はこのジョリパットについて、詳しくご紹介いたします。
50年続く塗り壁材No.1ブランド「ジョリパット」
トップシェアを誇る
ジョリパットの人気の秘密とは?
ジョリパットはアイカ工業が販売するセメント・骨材・混和材・水を練り合わせて作られた塗り壁材です。フランス語で美しいという意味をもつ「jolie(ジョリー)」と、英語で塗材を表す「putty(パテ)」を組み合わせて「ジョリパット JOLYPATE」と名付けられました。1975年にアイカ工業がフランスのセ・ジェコール社から塗り壁の技術を導入し、日本の風土にあわせて改良を加え、発売以来、色・仕上げ・機能面の改良を重ねながら塗り壁材のトレンドをリードしてきました。約50年にわたる信頼の実績から、「塗り壁といえばジョリパット」と言われるまでにシェアを広げ、現在では内外装の塗り壁材として国内トップシェアを誇ります。
人気の理由は「豊富なデザイン」
ジョリパットが国内トップシェアの人気を誇る最大の理由は、その豊富なデザイン性にあります。外装用、内装用合わせて13種類に分類されたおよそ160種類の仕上げパターンには、コテ、吹き付け、ローラーなど様々な技法が使用され、およそ150色のカラーバリエーションと掛け合わせることで数万通りにおよぶ豊富なデザインが実現可能です。次に、実際のジョリパットの「仕上げパターン」と「カラーバリエーション」をご紹介いたします。
1.ボーダー系 全6種
2.クリフ系 全9種
3.スクラッチ系 全12種
4.ラフ系 全10種
5.スプレー系 全11種
6.ソフト系 全9種
7.ローラー系 25種 +AG14種
8.マテリアル系 全14種
10.ジョリパット爽土 全11種 (内装専用)
11.ジョリパットゼロ 全11種 (内装専用)
12.ジョリコート 全5種
13.ジョリパットフレッシュ 全1種
[ 4種類 全149色のカラーバリエーション ]
1.ニュートラルカラー 全41色
2.ミスティカラー 全36色
1.サニーカラー 全36色
4.トラッドカラー 全36色
豊富なデザイン性が魅力のジョリパットですが、その美しさを長持ちさせるための高い性能も、長年ジョリパットが多くの建築シーンで選ばれ続けてきた人気を下支えしています。
かつてはリシンやスタッコ、吹き付けタイルなどの仕上げが主流の塗り壁でしたが、材料の厚みや弾力性が乏しく、乾燥収縮によるひび割れが起こりやすいといった特徴がありました。しかし、ジョリパットは様々な樹脂や多様な骨材を用いて改良を重ねたことで、ひび割れや剥がれの起こりにくい「柔剛性」という性質を帯び、相反した2つの性質が優れた耐久性を生み出しました。また、万一下地にひび割れが起こっても塗膜が追従する「可とう性」も併せ持ち、長期に渡って美しい塗り壁を維持することができます。
汚れを防ぐ「高親水性」と「耐候性」
紫外線劣化を抑える「耐候性」も高いため、色褪せリスクの高い濃い目の色や鮮やかな色でも安心してお使いいただく事ができます。さらに、スタンダードタイプの「ジョリパットアルファ」以外にも、個別に性能を高めた12種類の商品が用意されています。
3.ジョリパット ネオ
4.ジョリパット ワイド
5.ジョリパットノンフリーズ
6.ジョリコート
7.ジョリパットクリーンウォッシュ
8.ジョリパットクリーンマジック
9.ジョリパット不燃
10.ジョリパットシルキーパレット
11.ジョリパット爽土
デザイン性・性能面共に優れた塗り壁材のジョリパットですが、さらに環境や健康面への配慮も怠らず、ホルムアルデヒドの放散量が最も少ない等級F☆☆☆☆(エフ フォースター)を取得しています。F☆☆☆☆とは2003年に建築基準法の改定に伴い制定された安全等級で、めまいやアレルギーを引き起こすシックハウス症候群の原因物質の一つであるホルムアルデヒドの放散量を示しています。
F☆☆☆☆は4つの等級に分かれており、F☆は使用禁止、F☆☆とF☆☆☆には使用面積に制限があります。最も安全なF☆☆☆☆は、放散量が非常に低く使用面積の制限はありません。そのためジョリパットは安全性が高い製品を選ばれたいという方にも、安心して面積の制限なくご採用いただことが可能です。
今回は、優れた塗り壁材の「ジョリパット」をご紹介いたしました。圧倒的なデザインの豊富さと高い機能性を備えたジョリパットは、大切な住まいの外観を長期に渡って美しく保つことができます。さらに花みずき工房では、伝統的なラスモル工法を採用して塗り壁下地を施工することで、より丈夫で意匠性の高い塗り壁の住まいを実現しています。
定期的に開催している完成現場見学会では、実際の塗り壁の施工状態などをご覧いただけますので、詳しくお知りになりたい方は、花みずき工房までお気軽にご相談ください。