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キッチン奥の空間が叶える「時短家事」

とにかく家事を楽にしたい、
共働きのご夫婦の家事負担を軽減

20代共働きの小さなお子さまがいらっしゃる、慌ただしい毎日をお過ごしのご夫婦。

そんなお二人が家づくりで一番叶えたかったのは「とにかく家事を楽にしたい!」という切なるご要望でした。

目を付けたのは、ご夫婦ならではの洗濯習慣

 

お打ち合わせを重ねる中で、お二人とも花粉症がひどく、年間を通して室内干しをしているという洗濯習慣を知ることに。

そこで設計士が提案したのは、キッチンと洗面脱衣室の間に2畳ほどの家事室を設けること。通常パントリーにする事が多いこのスペースに、「洗う」「干す」「たたむ」「しまう」の全ての作業を1ヶ所で行えるユーティリティスペースを設ける事にいたしました。

歩数を大幅に減らした洗濯動線

 

キッチン横に設けた家事室には広めの作業台と造作棚、そして天井には脱着式の物干しポールを2本設置。

家事室と繋がる洗面脱衣室には階段下のデッドスペースがありましたが、ここには洗濯機や洗剤を置くスペースを設けました。

脱衣所で脱いだ洋服を洗濯機で洗い、そのまま物干しへ。乾いたら隣りのカウンターでたたみ、ご家族それぞれの引き出しに収納するという効率的な流れ。

一か所で全ての作業を行う事で大幅な時短を叶えました。

また、調湿効果のある珪藻土の塗り壁を採用した事で、室内干しの匂いやカビの発生にも配慮いたしました。

夜10時に干した洗濯物をサーキュレーターを回しながら乾かすと、朝5時半に起床したご主人がたたんでしまってくれている事も多いのだとか。

更に洋服をしまう引き出しと、たたまないワイシャツなどをかけるハンガースペースも家事室内に設けた事で、リビングに生活感を持ちこまないという、プラスの効果も生まれたそうです。

キッチン奥に設けたスペースが生んだ快適な洗濯動線は、ご夫婦の時短家事を叶えただけでなく、お二人が協力し合える思いやりの時間や、整頓されたリビング空間も生み出してくれた事を知り、改めてオーダーメイドの家づくりが持つ力を肌で感じるうれしい機会となりました。

広報

Shiho Matsuyama

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