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家の隙間を図る「気密測定」

リクシル社スーパーウォール工法の
気密測定レポート

「高気密」という言葉は、住宅に関心のある方なら一度は耳にされたことがあると思います。建てた家の気密性がどれだけ高いのか、住宅の隙間を数値で知ることができるのが「気密測定」です。

隙間の面積はC値という値で示され、住宅の隙間面積を延床面積で割った値で算出いたします。そしてこの数値が低いほど気密性が高い住宅とされています。

今回は、LIXIL社のスーパーウォール工法を使用したU様邸の気密測定を行いました。

より高い断熱性能を持つスーパーウォール工法

 

住宅の壁内には必ず断熱材が使われています。グラスウールを使用するのが一般的ですが、花みずき工房では更に隙間の少ないウレタンフォームの吹き付け断熱「マシュマロ断熱」を標準で採用しています。

そして更に気密性の高い住宅をご希望されるお客さまには、LIXIL社製のスーパーウォール工法をご提案させて頂いております。このスーパーウォール工法は、高性能なスーパーウォールパネルと高断熱サッシ・計画換気システムを組み合わせた気密と断熱を追及するもので、35年の結露保障も付いた優れものです。

圧力差と通気量を記録

 

測定当日、室内の壁にスーパーウォールが施工され、窓回りなどはウレタンフォームを使って隙間を奇麗に埋めてありました。
測定は気密測定器の送風機を回して室内の空気を外に排出し、住宅の内外で圧力差を作り、その際の圧力差と通気量を記録します。

目標数値は0.5/㎡以下

 

社内でも高気密なスーパーウォール工法の気密性能への関心が高く、たくさんのスタッフが見守る中、測定が始まりました。

測定時間はおよそ5分、そして測定の結果は0.35/㎡でした。LIXIL社の目標値である0.5㎠/㎡を大幅に上回る良い結果でした。これは、1平米あたりに1.87mm角の隙間しか無いという事で、気密性としてはかなり高い値だそうです。

結果から思うこと

 

生涯をともに過ごす家なので、快適に暮らしたいとだれもが思うもの。

隙間を減らせば、夏の暑い空気、冬の冷たい空気といった外気の進入を防ぐ事ができるほか、結露も発生しにくくなり、季節を問わず快適な室内環境を手に入れることができそうです。更に気密性を高める事で、家の遮音性能も向上するのだとか。

様々な環境の変化から私たちの暮らしを守る住まいにとって、気密性の向上はとても重要なものだと感じた他、一瞬で家の性能を数値化してくれる「気密測定」にとても関心させられました。

広報

Shiho Matsuyama

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