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ワークスペースの椅子を厳選、得られた成果は

BoConcept
アデレードチェアの魅力。

自社オフィスのリフォームにあたり、お客様と打合せを行ったりスタッフ同士でミーティングができる空間を新設する事になりました。お客様は通常2名から4名程度で来場される事が多く、応対させて頂くスタッフも含めて8名程度座る事のできる大きなテーブルとそこに合わせる8脚の椅子を設置する事になったのですが、テーブルと比較してワークスペースの椅子選定はなかなか奥深い作業です。

いざ拾い出すと沢山ある選定条件。

 

部屋のコンセプトにあわせてテーブルは白くて中央に収納を持たせたメラミン樹脂の製作家具に決定。
ただ椅子に関してはデザインは勿論のこと、座り心地や機能性に関してもしっかりと考える必要があり、商品選定には使い勝手を考慮してきちんと条件を整理する必要があります。
例えばデザインは、空間に溶け込みつつも適度にアクセントとなる意匠が理想。座り心地は良いに越したことは無いのですが、レザーやファブリック仕上げは不特定多数の方々が絶えず使用することを考えると耐久性やメンテナンス性、除菌の点で少々不安。
また脚部も耐久性を考慮して金属製、できれば軽くて錆びないアルミニウムが理想。モニターを見る際に回転ベースも必要など、細かく条件を拾い出していくと今度は予算が上がってきてしまい、選定作業はなかなか難航しました。

 

決め手はポリプロピレンの座り心地。

 

そんな中、私たちが最終的に選んだ椅子はBoConceptのAdelaideチェア。当初樹脂製の座面は座り心地に難がありそうとの理由で選択肢に含まれていなかったのですが、試しにこの椅子に腰掛けてみたところ、包み込むようなフォルムとやわらかいポリプロピレンの弾力で驚くほど快適でした。
また、座面の色と脚部を自由に選択できるため、デザイン性、耐久性、メンテナンス性を一度にクリアする事ができてしまいました。
加えてレザーやファブリック座面と比較してお値段もお手ごろ。

とはいえ8脚購入となると当然国内在庫が無く、今度は納期が心配なところ、本国デンマークではなくアジア工場からのスピーディーな出荷が可能との事で、直ぐに採用させて頂きました。

実際に使用して数ヶ月が経過致しますが、不特定多数の方々が使用するワークスペースの椅子としてデザイン的にも実用的にも評価が高く、気持ちよく仕上がった空間で行う作業はその質も大きく向上したように感じます。
樹脂の座面もフォルムや弾力に配慮すれば座り心地は実に快適で、コロナ禍においては除菌のしやすさも大きな利点となりました。

豊富な組み合わせがさらに魅力。

 

唯一の難点としては冬場の座面の冷たさが上げられますが、幸い専用のシートクッションがあるので、冬場はそれを活用すれば問題を回避できます。
さらにAdelaideチェアは座面が布張り、レザー張り、アームチェアと自由に選べ、脚部も金属製と木製が選択できるため、スタイルに合わせたホームオフィスやテレワークスペースにも最適。
もちろんダイニングチェアとしても大いに活用できます。

今回のワークスペースの椅子の選定をとおして、用途に合わせて正しく椅子を選定する事の大切さを改めて感じることができ、今後のインテリア提案に活きる良い経験となりました。

ハウジングアドバイザー

Chisato Takatsu

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