食品や飲料等のストックに利用されるパントリー。食品を保管するからには乾燥や湿気、衛生面などに配慮したいですよね。花みずき工房では、パントリーはもちろん衣類などを収納するクローゼットの壁や天井にも無垢の杉板材を一貫してオススメしています。今回はなぜ収納スペースを杉板張りにするといいのか?杉の効能を解説しつつ、その理由をご紹介します。
パントリーにおすすめの「杉板張り」
花みずき工房で
杉板張りをすすめる理由
杉の香り成分には「セドロール」という防虫効果が高い成分が含まれています。この成分により、ダニやハエ、ゴキブリの発生を抑えることができます。パントリーのほとんどは食品のストックになると思いますし、パントリーと勝手口が繋がっている場合も虫が外から侵入してくる可能性がありますので、パントリーは杉板張りにすることをお勧めします。
次に調湿効果です。内側にクロスが貼られたクローゼットでは、湿気がまったく吸収されないため、その湿気が食品や衣類に付いてしまう場合があります。しかし、杉は木材の中でも非常に多くの気泡を持っているため、呼吸をするように水分を吸収してくれます。特に嫌な夏場や梅雨の湿気も吸い取ってくれるため、カビの繁殖も抑えることができるのです。そのため、パントリーだけでなく、本やブーツといったカビを嫌うものを置いておく棚の素材としても、杉はとてもおすすめです。
最後に、消臭効果です。防虫効果のあるセドロールとは別に杉の香り成分として「フィトンチッド」という成分があります。このフィトンチッドには、生活の中で発生する悪臭の元となるアンモニア等の化学物質を分解する作用があります。そのため、においの気になるシューズクロークにも杉板張りはおすすめです。靴の中に入れる消臭グッズも色々ありますが、シューズクロークそのものを杉板張りにすることでより大きな効果を感じることができます。
今回は、パントリーをはじめとする収納スペースにおいて有能な、杉板張りの効能についてご紹介いたしました。珪藻土と似ている効果をもっていますが、塗り壁と比べてコストパフォーマンスが高いことも大きな魅力です。
花みずき工房では杉板張りを使用した施工例が多くありますので、これから家づくりを始める際には、是非収納スペースの参考にしてみてください。