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注文住宅でよく使われる「つなぎ融資」とは?

「つなぎ融資」の仕組みや注意点

住宅の模型
注文住宅をご検討されている方であれば「つなぎ融資」という言葉を一度は耳にした事があるのではないでしょうか?つなぎ融資は一般的に住宅ローンと合わせて利用する融資商品なのですが、「金融機関に案内を受けたものの、仕組みが難しくてよく分からない…」と相談を受けることがあります。そこで今回は、つなぎ融資の仕組みについて分かりやすく解説いたします。
つなぎ融資とは

 

はじめに、つなぎ融資は住宅ローンとは別の融資になります。基本的に住宅ローンは、ローンの返済が出来なくなった場合に備えて土地と建物を担保にするため、建物が完成していないと利用することができません。しかし住宅の完成までには「土地の購入費用」や、建物の「契約金」、「着工金」、「中間金」など、複数回にわたりまとまった資金が必要になります。これらの費用を自己資金で用意することが難しい場合に、一時的に受ける融資を「つなぎ融資」と言います。

つなぎ融資の仕組み

 

つなぎ融資の契約期間は基本的に1年ほどで、「借入金額は住宅ローン借入金額の40%まで」、「融資回数は3〜4回まで」など、金融機関によって定められた条件の中で利用します。住宅ローンの融資実行までの間は、利息のみを支払うことが一般的です。
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そして建物の完成後に実行される住宅ローンを使って、つなぎ融資を一括返済する事になります。
一般的な注文住宅では中間金までで建物金額の7割程度を支払う必用があるため、多くの方がこの「つなぎ融資」をご利用されています。
ちなみに花みずき工房でも、8割程度のお客様がつなぎ融資をご利用されています。

つなぎ融資の注意点

 

多くの方にご利用されているつなぎ融資ですが、注意点もございます。金利が2~3%と住宅ローンに比べて高くなることがあり、印紙代や事務手数料などの諸費用が必要になってきます。また、つなぎ融資の期間が長くなると借入期間が延びて利子分の負担が重くなることや、返済と家賃の支払いが重なることなどにも注意が必要です。

 

更に金融機関によってはつなぎ融資の取扱いがないところもあり、提携している信販会社を紹介される場合や、「先行融資」や「分割融資」という代わりとなる仕組みが用意されている場合があります。すでに金融機関の候補がある場合は、取扱い商品を事前に確認しておくと良いでしょう。

つなぎ融資について、お分かりになりましたでしょうか。花みずき工房では土地・建物・その他の諸経費を踏まえた資金計画を行い、必要に応じて各金融機関の商品選びや、融資事前審査のお手伝いをさせて頂きます。何かお困りごとがありましたらお気軽にご相談くださいませ。

 

ハウジングアドバイザー

Yuki Enaka

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